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くりおね。
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それは朔宵の如く月無き夜のこと……私は初めて貴方の声を聞く―― 子に恵まれず嫁いだ家から捨てられた「うめ」。生まれた村に出戻るも、育ての両親が流行り病で亡くなり、天涯孤独の身に…。村では最近不作が続き、山神に「生贄」を捧げる話になっているという。生娘ではないが、子がいないうめは「処女(おとめ)」のままだと嘘をつき生贄に立候補する。山奥の社で待っていたのは、 白銀の美しい髪 、五色に光る美しい爪をもった狼神(おおかみ)様だった――。 嫌われ神様×不幸少女、孤独な二人の出会いが織りなす切なく甘い和風ラブファンタジー!!【桃色日記】
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