「パパ活だったらもっと楽に稼げるのに」友人のひと言が繭の人生を欲望の渦へ引きずり込んでいく――・・・才色兼備で環境にも恵まれた繭の生活は、社長である父親の自殺で一変。貧しい生活の中でも街の食堂で出会った拓馬の明るさに支えられ・・・しかしそんな日々も、母親の再婚相手によってひびが入る。1日でも早く家を出たい――大学の友人が教えてくれた“パパ活”。1回でこんなに稼げるなんてすごい。相手の人も優しいし・・・でも下心があるんだよね・・・?不安を抱きつつも裕福だった頃の生活を忘れられない繭は、次々と“パパ”との約束を取りつけていく――