時は大正。和菓子屋のひとり娘・月子の夢は一人前の職人となって、両親に恩返しをすること。しかし夢破れ、天涯孤独の身となった月子に手を差し伸べたのは、竜仙家の御曹司・栄寿だった。城ヶ崎撫子との婚約の解消を望む栄寿のために、契約結婚を引き受けた月子は、栄寿とともに城ヶ崎家に乗り込むことになり…?