言葉がノドでつっかえて上手にしゃべれない少年は、思ったことや気持ちをまわりに伝えられなくて、少しずつ孤立し、やがて不登校になった。そんな少年を孤独の闇から救ったのは、プロ野球選手の向井信次郎。どんなブーイングや逆境にも負けない彼の背中と言葉を信じ、少年は、外の世界へと踏み出してゆく。感じること、考えること、強く信じることが、やがて誰かの支えになり救いになる感動の物語。第42話。