高齢化でシマが小さくなっていく貧乏ヤクザの後継ぎ・大晴は組の行く末に不安を感じていた。育ての親である若頭・仁は上納金のためにご法度に手を染めている…。別の稼ぎ方を考えても、暴力団組員は銀行口座が作れない為、できる仕事は限られていた。そんな時に、ハンドメイドアクセサリーを制作する詩と偶然出会い、自分でアクセサリーを制作して販売することを思いついてーー。反社会勢力、ギャンブルや薬物依存…、ままならない人たちが<路上>で出会い向かう先とは。