あの夜を取り戻したい−−。丹羽との最後の夜の記憶が戻ることを願いながら、“聴き屋”として大切な人を喪った依頼者の話を聴く柊夜。「あなたが今夜を忘れてしまうのは誤算でした」夜の記憶を忘れてしまう柊夜が依頼人に言われた一言。そこから柊夜は再び夜と向き合い、動き始める。そして蘇る衝撃的なワンシーン。語られる物語を聴きながら、少しずつあの夜へと近づいていく−−。