物資補給のために立ち寄った街でベルデ一行は、元ベルデ隊のシエロと出会う。同じ隊だったリウビアと共に、この街で穏やかに暮らしていたシエロは、戦時中と変わらないベルデの姿に舞い上がる。一方、ベルデがこの街に居ると聞いたリウビアは、嫌な予感に一人怯えていた。「シエロと共に穏やかな戦後を…」そう願うリウビアの想いは、思わぬ形で崩れ去ることとなる――。戦後を生きる魔族たちの苦悩や想いは、新しい生き方を探すベルデに何をもたらすのか。