昔の仲間・グリィスの襲撃で負傷したベルデたちは、街で仕立屋を営むツォンの元で療養することに。ツォンは魔族でありながら、その力を活用して街の人間と共存していた。彼にはペテイという大切な女性が居て、2人は魔族と人間であるにもかかわらず想いを寄せ合っていたのだが、そこに不穏な影が…!?――戦争の敗者である魔族への差別は、旅を続ける魔族ベルデに様々な悲しみと優しさを見せることになる。新しい生き方を探す彼女は、そこで一体何を感じるのか?