帰ると約束した朝、桜夜才臣は帰ってこなかった−−明日の命も知れない世界に生きる若頭の恋人になる…そう決めたのは私自身だから−−ユリはこの哀しみから、不安から、逃げないと決断する。「桜夜さんが死んだってわかったら、私すぐ帰ります。だから…」気丈に振る舞うユリだが、その内心には壮絶なる覚悟があった−−!