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重松 成美
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電子書籍全盛の近未来、全ての「知」は電子化され 「ビブリオテック(仮想電子図書空間)」で管理されている、そんな時代。 ビブリオテックの創設者、主人公・オレッセンの父には、 ネットワーク上で古今東西すべての書物を組み合わせた 世界書物=『森羅万象が響き合う書』を甦らせる夢があった。 神話の時代に存在した『書』には、この世のすべてが書かれ、 この世界に豊穣と破壊をもたらす強大な力を持っていたという。 だが、幼いオレッセンによって夢は断たれ、父は失踪する。 尊敬する父を失ったオレッセンは、父の夢をひきつぐため ビブリオテックの中枢へと乗り込んでいく。 一方、ビブリオテックでは近年異変が頻発していた。 「パランセプト」と呼ばれるバグが止まらない。 それは、ビブリオテック最深部で再構築されつつある『書』に関係するのか? 『書』を守護する「教団アセファル」協力のもと オレッセンは情報=記述の海へダイブする――!! …さらにその一方で、『書』の存在を知ったユーロ・パリ政府中枢部は その強大なエネルギーを手中にすべく暗躍していた… 【月刊IKKI掲載分のうち、folio13〜19を収録】
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