響との、絶望的なまでの才能の差を突きつけられた有馬は、響を自分の道から排除すべく策謀する。天才ピアニスト、ユーリ・シャラーヴィンから小川聖司に寄せられた依頼「“あの”ヴァイオリニストの行方」に目をつけた有馬は、自分を推薦してほしいと小川に土下座して懇願するのだが…