婚約を破棄したばかりの、図書館司書・眞。彼女は、庭師を引退したばかりの誠二郎に、大好きな藤之江遥の小説『はじまりは銀河』を勧め、誠二郎はその世界に引き込まれていく。“終わった”ばかりの二人は、こうして意気投合していくが、ある時から眞は、誠二郎と少し距離を置こうとする。そうした時に、誠二郎という存在は自分にとって「新しい星を連れてくる人」だったと気づく。一方の誠二郎は、眞の元カレ・理一にスマホの指導を受けることに。機械に疎いにもかかわらず、真摯に指導を受ける姿勢が、理一の気持ちを動かす。こうやって、眞と誠二郎の出会いが、次第にさまざまな人たちへと波及していき…!? 大人たちの奇跡の物語は、思いがけない展開が待ち構える最終巻へ。