時は昭和初期。イギリス人の父、日本人の母をもつ瑠璃は、幼いころに両親を亡くし、引き取り先の下宿屋で働いていた。生きづらさ、孤独さから早く大人になりたいと焦っていた彼女は、下宿屋に泊まるミステリアスな絵描き・奥山弥鹿に出会う。彼の飄々とした掴めない態度に振り回される彼女だが、そんな彼と過ごす時間は嫌いじゃなくて――…。美麗な筆致で描かれる昭和レトロロマンス♪