獣人だとしても――発情を抑えて気持ちをゆっくり育てていきたい―― 獣人教育プログラムの「特例生」としてやってきた獣人・繋と出会い互いに惹かれていく高校生・万理。“獣人”が壁の向こうに隔てられている世界では繋と親しくするだけで好奇の目が向けられる。ましてや「恋愛」なんて――。 「拒むかよ 一緒に生きたいのに」 そんな状況でも万理、繋、雪紘の3人は良き友人として学校生活を送っていた。しかし一方で雪紘は万理に淡い想いを抱きはじめ――。 「俺の事だけ考えて」 交差する想いと種族を越えた関係性。それはピュアで切なく危うくて…さらに刺激的な第2巻!