銀座“柳寿司”三代目・柳葉旬と銀座“嘉志寿司”四代目・吉沢大吾。銀座を代表する二人の寿司職人の、青き時代の物語。互いを不倶戴天の敵と見なし、事あるごとに寿司勝負を仕掛け合う旬と大吾。当初はただいがみ合い、見下し合っていた二人だったが、勝負を繰り返すうち、互いの力量を知り、ライバル視するまでになっていた。そんなある日、二人は戦後の江戸前寿司を守り抜いた伝説の寿司職人、大澤と出会い、彼の前で江戸前寿司の看板、コハダを仕込む事になったのだが…。真の寿司職人への一歩を踏み出す最新刊!!