リベンジを期す者。大横綱の志を受け継ぐ者。悲痛な覚悟で土俵に上る者…。序二段、三段目と番付を上がるほどに、蔵王の前に立ちはだかる相手はより力を増していく。そして、それに比例するように濃さを増していく角界の闇。タブーに踏み込みながらも、規格外の力士・蔵王はその全てをねじ伏せていく!「すまひとらしむ」この巻にて千秋楽――。