母さんを連れ去った隻腕(せきわん)の騎士――。アミメへの疑念を払拭(ふっしょく)できないまま油売りの国へやってきたルーリャは、三年前の戦(いくさ)で一人の女性が命を落としたことを知る。アミメに剣を突きつけ、真相を追及するルーリャだが……。血の契約を結んだ相手は敵か味方か? 信頼と疑惑が渦巻く第二巻。