尾上によって俳優としての才能を伸ばしていく頼を、複雑な思いで見守っていた三倉。だが、頼の身体に尾上からつけられた傷痕を見つけた途端、溢れた嫉妬と独占欲で頼を激しく抱いてしまう。一方、そんな三倉の隠された心中を知らない頼は、尾上の忠告に従い、舞台のためにしばらく家を出る決意をし……。