聖ドートリッシュ女学園との間で行われる年に一度の交流会≪ルナ・リュミエール選抜戦≫。外界との関わりを一切断ち、両校を代表する候補生がルナの称号を手にするため一か月間かけて競い合う恒例行事。その選抜戦の開会式で候補生として宣言されたのは、参加予定の無い≪無能才女≫メリダの名だった――。教え子を巡る陰謀に揺れる≪暗殺教師≫クーファ。謂れのない非難を浴びせられ意気消沈するメリダ。二人はそれぞれの思いを胸に、見えない脅威に立ち向かう――。