想い人である縁(ゆかり)との記憶を取り戻した山鬼のフクロウ。しかし、“御山(おやま)の子”・冬弥(とうや)の暗い野望が、村に襲いかかろうとしていた。やがて明かされる冬弥の過去、「青の母」誕生の悲しきわけ――。縁はフクロウのことを思い出せるのか、フクロウは愛する者を守り抜けるのか…!? 孤独な人外が愛を知り、運命に立ち向かう究極の純愛ファンタジー、衝撃と感動の最終巻!