く組の面々の前に突如、一進の母である雪路が現れる。家臣とはぐれてしまったという雪路は、強引にく組を宿に定め、久方ぶりの親子水入らずを楽しんでいた。雪路に、江戸に訪れた本当の理由を尋ねる静一郎。幕府に殿の死、そして藩の後継を琢馬にする旨を通告しに来たと言う雪路。その思惑とは一体――!?大人気江戸火消譚、待望の第10巻!!