高校生・赤矢の日常は、その日崩れ去った――。突如として街を黒い壁が取り囲み、世界は闇に閉ざされた。光り輝く怪物の圧倒的な暴力に蹂躙され、迫りくる死の恐怖の中、赤矢に芽生えた殺意。その瞬間、彼の中に「何か」が宿った。それは彼の体を怪物に変え、「力」を与える一方で人間としての心をも蝕んでいく……。