ツアー競技はおろか、二部ツアーに出場しても予選通過もままならないという、どん底の状況でもがき続けている坂本遼。ツアーからの引退、レッスンプロへの転向も頭をよぎるが、父の墓前で再起を誓う。すると、ふと訪れた街の練習場で、抜群の環境を整えた練習グリーンを発見。オーナーとの“勝負”の末に、そのグリーンでパット練習を積むことに。そして迎えた再起への第一歩は、ツアーの出場権をかけたQT(クオリファイングトーナメント)だ。しかし、猛練習で自信を取り戻して臨んだはずが、ショットの調子が上がらずに続々ピンチに陥ってしまう。ずるずると順位が後退する悪循環で、ついにはQT通過ラインも危うくなってきて……。