出所した鬼頭清次を待ちうけていたのは、日本最大最強の組織を誇る神戸大和田組の会長、島村剛造であった。島村は、かつて単身、自分の命を狙って大和田組の事始め式に乗り込んできた鬼頭の度胸に惚れ込み、ある仕事を依頼したのであった―。その依頼とは?日本暴力地帯を震撼させるべく、密命を帯びた鬼頭清次がゆく!