魔界衆にお雛(ひな)をさらわれ、次の一手を失い動けずにいた柳生十兵衛(やぎゅう・じゅうべえ)の元に再びあのクララお品(しな)が現れ、敵本拠・和歌山城へ案内するという……。敵の罠は覚悟の上、十兵衛は単身にて敵地へ向かう!! そこには因縁の“再戦”を渇望する柳生如雲斎(やぎゅう・にょうんさい)が待つ――。