水茶屋しっぽ屋の茶汲み女、ぽん太とポー子の裏の顔は元公儀隠密・だきに衆のくノ一。忍び廃止令が出され野良忍者となっただきに衆は世直しで世評を味方につけ、公儀隠密の座に返り咲こうと、せっせせっせと厄介ごとをよろず引き受けていた。そうしたなか、アヘンの大口取引や、不老不死の効能があると信じられる不思議な石“人魚の肉”を巡って、嘴の付いた仮面を被る謎の集団・黒八咫を率いる乙女様ことミス・ヴァージンが暗躍。黒八咫の陰謀がじわじわと江戸を蝕みはじめ……黒八咫衆の駆逐に奮闘するぽん太とポー子のセクシーアクションが冴えわたる第2巻。