「やっぱりいいな、その目。泣かせたくなる」一夜きりの相手だった。それなのに・・・・・・今、カラダ中で彼を求めて感じている――。 想いを寄せていた従兄の結婚式を迎え、夏のリゾート地で傷心中の“みやび”。ナンパに絡まれ散々なところを助けてくれたのは、色気たっぷりの謎の男性“晴臣”だった。飼い猫に似ているというみやびを甘やかし可愛がる晴臣に、みやびもつい警戒を解き、彼と一夜を過ごしてしまう。見知らぬ土地と初対面の男性――解放感に快楽が高まるみやび。もう二度と会わない相手、と思うと大胆に感じてしまう。一夜の熱をカラダに残したまま、日本に戻ったみやびの元に現れたのは――?