【決して結ばれてはいけない相手と…】没落した名家に生まれた凛明(りんめい)は、必ず皇帝の寵愛を得るという使命を持ち、上級妃候補として後宮へ送り込まれた。後宮に入ってすぐ、二胡の練習をしようとして迷子になった凛明は、気品と威厳に満ちた青年と出会う。彼こそ皇帝だと、思いがけない幸運に感謝する凛明だったが、彼は異母兄の皇帝から冷遇されている貴謳(きおう)だった。彼は皇帝に「凛明を褒美に欲しい」と求めて――。 ※「後宮恋奏 太子が宮女と略奪婚にいたるまで」6〜10巻をまとめたものです。重複購入にご注意ください。