見覚えのない土地、見覚えのない屋敷──そこは「ホブリドの籠」と呼ばれるエルフの聖域だった。迷い込んだシロネを助けたミナリスは、行き倒れていたエルフであり、シロネの弁当によって命を救われたという。極度の偏食家である彼は、自分が完食出来たシロネの料理の秘密を探るべく、屋敷に引き留めたがるが…。