出版社で文芸編集者として働く27歳の宮倉音は、仕事と家庭に恵まれ幸せな日々を送っていた。高2のとき、初めてできた恋人と再会するまでは――。正体を隠して音に近づき、自宅にまでやってきたくるみ。気づかず過ごす音は、再会した飛鳥と会えなくなってからずっと未読のままの飛鳥からのメッセージを見つめるが…【第7葉を収録】