70年代末、余命いくばくもない独り身の環は看護婦の仕事を辞め、好きなことをして暮らそうと決意する。そんな折、同じアパートに住む子ども・周と出会い――。さまざまな形で私たちの間に存在する、“好き”を繊細に描き出すオムニバス連作、第3巻。