医師の楊 夜羽(ヤン ヨハネ)は幼い頃、大財閥の龍王子家によって親と引き裂かれ、大切な人達を死に追いやられていた。そんな彼に強く惹かれ、会ったその日に一夜を共にしたキュレーターの須藤沙弥だが、身を立てるために龍王子朝陽(あさひ)との関係を深めていく決意をする。そんなある日、朝陽の義母・龍王子蓉子が運営する美術館での所蔵を切望した「仮面」が何者かによって奪われてしまった。それをきっかけに、沙弥と朝陽の関係が大きく変わっていく。一方で夜羽は、龍王子家の女たちを次々と誘惑し、一家に深く入り込みながら秘密裏に復讐を進めていくのだった。