クラスメイトの狼(ろう)と互いに惹(ひ)かれ合う清子(さやこ)。だが狼は、人狼の一族が住む“郷(さと)”での当主の座をめぐり、暁(あかつき)に命を狙われる。胸にある「上弦の月」のアザから、清子は狼の一族にとって特別な存在“黄金律”であることが分かり、否応なく争いに巻き込まれていく。 そんな折、当主選びの儀式に不可欠な“生き神”が行方知れずとなり……!?