「使い手最強決定戦」二日目第一試合で戦った二人は、業も覚悟もハルのそれを遙かに超えていた。自らの未熟さを痛感し、焦燥感に苛まれるハルの控え室に突然対戦相手の老剣士が現れ、言い放つ。「次の試合、棄権せい。ここで死ぬにゃもったいないわ。」彼こそ、室町時代末に居合術を完成させ、忽然と姿を消した剣聖・林崎甚助(はやしざき・じんすけ)であった!!