幕末の日本を生き急いだ男・吉田松陰。その美しく儚き29年の生涯が史実をもとに描かれる。そして松陰を慕い遺志を継いだ弟子たちが、やがてその後の未来のために命を燃やした。今巻は、「池田屋事件」で新撰組に踏み込まれ、その後命を堕とした松陰の一番弟子・吉田稔麿。その凄絶な死の真相が明らかになる…!?