賑やかになってきた森の生活だが、さちよは今まで感じたことのなかった疎外感を覚える。「誰も自分を必要としていないのでは」と、一人涙するさちよの前に一匹の行き倒れた猫が。保護欲を刺激する猫のおかげでさちよは活力を取り戻すのだが……。