時は元禄。太平の江戸。極度の人見知りで、日々被害妄想に明け暮れるひとりの侍がいた――。彼の名は鷹松左衛門尉伊綱、通称・左門。所謂“メンヘラ”な彼の唯一の趣味は茶屋の看板娘巡り。念願の最推し看板娘・お蜜ちゃんとの触れ手会=握手会に意を決して左門は出掛けるが…?ひとりの“メンヘラ”の侍が太平の江戸をかき乱す…?!なんちゃってでもない時代劇、開幕!!