黒瀬令児(くろせれいじ)は、町や家族に縛られながら“ただ”生きていた。アイドルとの心中未遂。町を出ると約束した幼馴染。令児に固執する教師。息子を縛る母親。親友だったヤンキー。年が明け、季節が移ろうも、また同じ日々が始まり…? 少年の生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイミーツガール、第八章――。