母親の秘密を共有できないルーリャとアミメに対する不信感が拭えないアーリャの間には次第に溝が生まれていた。そんなある日、ルーリャは帝国の秘密に気づく。女王によって民の記憶が書き換えられていることに。一方、アーリャは街で地下組織の男と接触をはかっていた……。陰謀うずまく帝国で、兄弟は信頼を取り戻せるのか――。注目のメタモルフォーゼ・ファンタジー、第3弾。