小倉あずき、小学四年生。言葉がノドでつっかえて、上手にしゃべれない少年。だから思ったことや気持ちをまわりに伝えられなくて、少しずつ孤立する。やがて不登校になった。そんなあずきを孤独の闇から救ったのは、プロ野球選手、東都ナイツの向井信次郎。どんなブーイングや逆境にも負けない彼の背中と言葉を信じ、あずきは、外の世界へと踏み出していく。小さな勇気がみんなをつなぐ、ふれあいと共感の物語。第6話。