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さいきまこ(著)
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中学の養護教諭・莉生は、かつてこの学校で行われていた性暴力について知り、さらに今また、そのおぞましい行為が進行中であることを知る。 現在進行形で被害を受けている紗月。そして過去に被害を受け、自己否定の地獄にいる遥――。 彼女たちの助けになろうと奔走する莉生。 自分に降りかかっている被害を、莉生にやっと話せそうになった紗月。莉生は家庭訪問を提案し、被害などないだろうと高を括って訪問を渋る担任とともに、紗月の家を訪れる。しかし、性被害の被害者にとって、被害を口にすることは想像以上に難しく…。 被害を食い止めようとする莉生に対し、他の教師は理解を示すどころか、疎ましさをあからさまに示してくる。たった一人の闘い、その先に光を灯すのは……?
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