11番トリプルボギー、12番ボギーとしたゲンは首位の三帝に3打差をつけられてしまう。反対にゲンの友人、ジョン・デーリーはスコアを伸ばしていた。デーリーのキャディは、小樽生まれ小樽育ちの美女だが、小樽の気まぐれな風を熟知し、デーリーを助ける。13番〜15番、ゲンと三帝のスコアが止まり、その時点で、首位が三帝、8アンダー。2位にゲン、デーリー、そして毛兄弟の長男一帝の3人が5アンダーで並ぶデットヒートに。そんな中、ゲンだけが風の質が変わったことに気づいていた。残り3ホールすべてでバーディを取って優勝し、ゲンを叩きつぶすことを決意する三帝は、16番で完璧なティショットを放つ。