武芸に秀で、領民からも名君と崇められていた紫靡帝はなぜ死ななければならなかったのか 妖星と共に現れた蘭僧の占いによって運命を避けようとしたことが、皮肉にも冴月家を滅ぼす結果に――。「前世篇」は完結し、そして記憶が目覚めた紫靡帝が初めて己の意思で今、歴史を変える一歩を踏み出した!