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望月桜(著)/貴嶋啓(原作)
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エルトゥールル帝国の高官の娘でありながら冷遇されていたセルマは、町の珈琲館で母の形見のウードを弾き語りしていたある日、政変の秘密を偶然耳にし謎の男に拉致されてしまう。3ヵ月前に皇帝(スルタン)が崩御したばかりの混乱の中でセルマをスパイだと疑い、監禁したうえに口づけを奪おうとした男……その正体は、最年少で帝国の第五宰相にまで昇りつめた若き為政者・ラフィークだった。 信念を胸に命を賭けて政変を成そうとするラフィークに心惹かれてゆくセルマ。だが、ラフィークの政敵はセルマの父・エンヴェルで…?そんな中、前皇帝を毒殺したとも噂される影の権力者・皇太后が、ラフィークを懐柔しようとするべく皇女・イェシルを妻として差し出したとの知らせが。思わず動揺するセルマだったが、ラフィークの切なる野望を聞いて彼の役に立ちたいと願う。そして集った第一皇子・ジハンギル殿下、海賊・ハイレッティンと共に、イェシルを後宮から救い出す計画を立て、語り部としてひとり後宮に潜入することを提案したセルマ。後宮(ハレム)――その場所の本当の意味を知らぬセルマの前に、黒く大きな影が現れて…!? 【分冊版『囚われの歌姫』9〜12巻収録/合冊版だけのスペシャル描き下ろしページも必見☆】 講談社X文庫ホワイトハートの大人気ベストセラーを待望コミカライズ! 時を超えた異国・オスマン世界を舞台に贈るシンデレラロマンス、ついにクライマックス!!
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